タレントの大沢あかねが9日、東京・日比谷のシアタークリエで舞台『セブラ』の初日公演を控えて行われる通し稽古前に、報道陣のインタビューに応じた。自身にとって初舞台で既婚者役を務める大沢は、「役柄の旦那さんはダメ男っぽいけど、うちの旦那さん(劇団ひとり)は完璧な人。舞台は多分観に来てくれます」とノロケ倒すなど、強心臓ぶりを発揮した。

今年生誕80周年を迎える作家・向田邦子さんの名作『阿修羅のごとく』をモチーフに、女手ひとつで育ててくれた母の入院などで久々に顔を揃えた四姉妹やその周囲の人物による家族の絆を描いた同作。婚約し、実家を出て行くという三女役を演じる南海キャンディーズの山崎静代は、「そういう役をやらせてもらえて嬉しい。それをリアルに実生活に活かせたら」と意気込み、笑いを誘った。

また、鉄欠乏性貧血と診断され同舞台を降板した女優・檀れいの代役として次女役を演じるのは女優・星野真里。長女役の女優・斉藤由貴から「実際に稽古に入って8~9日くらいしか経っていない。(代役に)飛び込んでくれた彼女の勇気に感謝」と信頼を寄せられている星野は、「プレッシャーを感じる前にやることが多すぎて。今は勢いに乗っていて息つく暇もないけど、お客さんが入るこれからの方が緊張しそう」と頼もしい笑顔を見せた。

関係者によると、檀は現在、通院治療を続けながら自宅療養中だという。舞台『セブラ』は本日より29日(月)まで同所で上演。